Mardi 5 juillet 2011
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7月5日 Le Monde.fr / AFP (仏ルモンド紙ウェブサイト)
福島第一原発から60キロ離れた福島市内で、基準値の4倍に上る放射線量が計測されたことを同市内の市民団体が発表した。福島市の住民からなる同団体は、子供と妊婦を対象にした避難措置を求めている。
30万人の人口を抱える福島市内で行われた放射線計測では、1キロ当たり46540ベクレルの放射性セシウムが計測された。日本におけるセシウムの基準値は1キロあたり10000ベクレルである。同市民団体によれば、この数値は、1986年のチェルノブイリ原発事故でソビエト当局が住民避難を決定した際の放射線基準値を超えているという。
「進む土壌汚染」
福島市内の別の場所で3回行われた放射線計測でも、1キロあたり16290ベクレルから19220ベクレルという基準値を超える数値が計測された。放射線被曝の専門家である神戸大学の山内教授は「市内の土壌汚染が進んでいる」と警鐘を鳴らす。同教授によれば、「土で遊ぶ子供達は高濃度の放射性物質で遊んでいるようなもの」で、出来るだけ早急な避難が必要だという。
原発事故以降、合計16万人の近隣住民が避難を余儀なくされ、そのうち約半分は一時帰宅することができたが、原発周辺20キロ圏内に住んでいた住民達は未だに自宅に戻れないままだ。東日本を襲った巨大地震と津波により発生した福島第一原発事故は、すでに大気と海、そして福島の土壌に重大な放射性物質放出をもたらしている。
"A Fukushima, des taux de
radioactivité quatre fois supérieurs à la limite" 05/07/2011 Le Monde.fr
Par francemedia
Mardi 5 juillet 2011
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7月5日付 ルモンド紙 東京特派員記事 要約
日本で現在停止中の原子炉のうち2機が、安全性の改善が十分行われていないにも拘らず、近日再稼働される予定だ。7月4日、佐賀県玄海町の岸本英雄町長は、同町に位置する九州電力玄海原発の原子炉2機の再稼働を許可し、佐賀県の古川康知事も7月中旬に同様の決定をする見込みである。
通常、原子炉の稼働に関して地元当局の了承を得る必要はないが、福島原発事故以降反原発の機運が高まる中、日本政府は原発がある県や町に対して事前に意見を述べるよう指示している。佐賀県議会は福島事故後国内で初めて、原子炉再稼働の是非を決定しなければならない。国内にある54機の原子炉のうち35機が停止中だが、そのうち数機は3月11日の大震災の影響を受け停止されたもので、残りの大半は国が義務づけている13ヶ月毎の定期点検中だった原子炉だ。日本の全ての原子炉が再稼働されなければ、2012年4月には全ての原子炉が停止されることになる。
経団連を始めとする経済界と政府は、日本の電力の28%を担う原子力なくては日本経済に影響が出ると主張し、佐賀県上層部へ圧力をかけている。県上層部の意向が地元議会の決定を左右することになる。
6月29日、海江田万里経産相は岸本玄海町長と古川佐賀県知事を訪れ、原子力施設の安全性について協議し、同省の管轄である原子力安全・保安院が玄海原発の安全性を保証をしていることを盾に、両氏の説得を試みた。
結局、岸本玄海町長は海江田大臣の言い分を受け入れることを決めた。しかしその背景には、人口6500人の同町予算の3分の2が原発事業主である九州電力からの交付金と税金納入に依るものという事実がある。従来、財政困難に陥っていた地方自治体が交付金目当てに原発を受け入れ、原子力の発展を助けて来たという経緯を想起させる出来事である。
しかしながら、岸本町長の決定は時期尚早に思われる。1日付の毎日新聞は、3月11日の大災害で「原子力安全神話は崩壊した」と述べ、日本政府は、福島原発事故の原因である地震と津波に対する耐久性基準や、原発の保安性や原子炉建設に関する指針を全く改善していないと警告している。
Philippe Mesmer
"Au Japon, deux réacteurs devraient redémarrer" 5/07/2011, Le Monde
Par francemedia
Lundi 4 juillet 2011
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7月3日付 Le Monde ルモンド 東京特派員記事 要約
7月1日、日本で電力消費節減に関する法律(電力使用制限令)が発効する。しかしその有意性については日本国内でも賛否両論である。3月11日に発生した大災害で損傷した原子力発電所の停止後、この新法は東京電力と東北電力が電力供給している日本列島東部での電力使用を制限するのが目的だ。
同法は病院や被災者避難所については適用外とし、主に契約電力500キロワットを超える企業などの大口契約者を対象に、昨年夏の電力消費量の15%を削減することを義務づけている。違反者に対しては最高100万円の罰金が課せられ、9月までの間、平日の午前9時から夜8時まで適用されることになる。
「スーパークールビズ」作戦
一般電力消費者に対しても、政府は節電を呼びかけている。今夏、東京電力は55.5GW(ギガワット)から最大で56.8GW、東北電力については13.7GWの電力を供給できると発表している。東電管轄地域での最大消費量のピークは60GWに達すると見込まれ、電力生産量が最大の97%に達すると警告が発せられるという。政府当局は公共スペースやインターネット上でオンタイムの電力使用量を掲示し、国民への節電をよびかけている。
電力不足を心配する企業や公共機関はサマータイム制を導入するなどして労働時間を変更して対応を計っている。エアコンの使用も制限され、最大室温は28度に設定されている。さらに政府は「スーパークールビズ」作戦と題して、薄着や軽装を許可して暑さによる身体的負担を減らそうとしている。
しかし、電力不足の危険性についてはその真偽を問う人達もいる。3月11日以降、地震によって損傷した複数の原子力発電所と火力発電所が停止され、東電は9.7GWの電力生産量を失った。だが実際のところ、計画停電が予定されていたにも拘らず、消費電力が28GWを超えない間も同社はまだ40GW分の供給力を持っていた。停電は長時間続くことはなかったが、その必要性について疑問を唱える専門家も多い。ウラン濃縮の専門家で日本における原子力使用と電気生産管理の問題点を指摘している武田邦彦教授は、「東京電力は大企業だったが、福島原発事故以降、東電が言う事を疑ってかかるのが普通になった。」と語っている。武田教授によれば、9つの独占企業によって分割された電力生産体制が電力の無駄遣いに繋がっているという。
電力不足の脅威は日本国内で原子力が欠かせないと信じ込ませる目的があるとも言われている。過去の統計によれば、この原子力必要論は正論ではない。経済誌エコノミストによれば、日本の電力生産量は最大237GWだが、2010年の電力消費のピークは159GWで、原子炉55基の供給電力量は僅か48.8GWに過ぎない。
Philippe Mesmer
"Le Japon engagé dans la course aux économies d'électricité" 3/07/2011, Le Monde
さらに同紙の環境欄では、福島在住の子供達の尿から1リットル当たり1.3ベクレルの放射性セシウムが発見されたことを伝えている。尿検査を担当したフランスの放射線監視団体ACROによれば、この体内汚染が3月の原発内での爆発が原因とすると、すでに放射性物質の一部が体外へ排出されたことが推定されるという。いずれにせよ、子供達が体内汚染の犠牲になっていることは確かで、東京周辺まで見つかっている放射性降下物の影響が今後さらに懸念される。
"Fukushima : Du césium dans les urines d'enfants" 3/07/2011, Le Monde
Par francemedia
Lundi 4 juillet 2011
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フランス語圏スイス日刊紙 Le Temps ウェブ版 6月30日付記事より
原発から60km以上離れた地点でも、懸念すべき高濃度の放射線量が測定された
30日木曜、福島原発から近い地域で、高濃度の放射線量が検出された4区域が新たに避難区域に指定されたことを地元の行政担当者が発表した。この決定により、福島第一原発の北西約60kmに位置する伊達市の113戸が避難することになる。
霊山町、上小国、下御国、月舘町でも、政府の定めた年20ミリシーベルトという法定限度を超えたレベルの放射線量が検出された。
家を離れる家族に対しては政府が財政援助を行うと、 地方行政担当者は説明した。
原発事故以来、原発周囲30km圏内にいた8万5千人以上もの人々が、いつか自宅に戻れることを願いながら避難している。
子供が危険な状態に
原発から62km離れた福島市内に居住する子供10人を検査したところ、尿から少量の放射能物質が検出された、と市民団体とフランスのNGO団体が発表した。
5月に6〜16才の子供たちから採取したサンプルからは、すべて1ℓ当たり0.4〜1.3ベクレルの濃度のセシウム134とセシウム137が検出されたことが、ACRO(西部放射能測定協会)のコミュニケで発表されている。ACROは、1986年のチェルノブイリ原発事故後フランスで創立された団体である。
この放射線濃度の分析は、福島の市民団体の要請で、フランスの研究所において行なわれたものである。
「この結果によって、日本の当局は、一時的に放射能を浴びた住人や汚染区域に居住する住人の内部被曝を組織的に行なうべきである」とACROは述べている。また、「日本当局が避難区域基準として規定する20ミリシーベルトという限度は高すぎる」とも付け加えた。
記事リンク:
http://www.letemps.ch/Page/Uuid/cdce9b74-a30a-11e0-96b3-c42ef48b895c/Nouvelles_évacuations_de_territoires_contaminés
ACROデータ(日本語訳あり):
http://www.acro.eu.org/
Par francemedia
Mercredi 29 juin 2011
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6月29日 Le Monde.fr / AFP (ルモンド紙ウェブサイト)
フランスの非営利団体CRIIRAD(放射能に関する独立研究情報委員会)は、日本における情報収集作業を終えて帰国し、福島原発事故における日本当局の危機対応に「重大な怠慢がある」と報告した。
29日未明リヨンで行われた記者会見で、「チェルノブイリ事故から25年経った今、なぜ未だにこれほど事故対応が怠慢なのか?」と、5月に日本で放射線量測定とサンプリングを行った同委員会メンバーのブルノ・シャレロン氏(原子力物理学技師)は嘆いた。同氏によれば、「十分な範囲にわたって住民避難が行われなかった」だけでなく、住民を甲状腺被害から守る「ヨウ素剤の服用も行われなかった」。ヨウ素剤は被曝の3時間前に服用しなければ効果はない。さらに現在も事故収束への進展が見られず、新たな放射性物質排出の危険性がある中で、「住民へのヨウ素剤の配給もなく、汚染された食物を食べさせられている」という。
「チェルノブイリと同じことが日本でも行われている」
シャレロン氏によれば、「原発から20キロを超えた地域でも発ガンの危険性を孕む量の放射線が検出されており、一般的とされている発ガンリスクの20倍の数値がまかり通っている」と語る。
さらに同氏は、「現場の日本当局と産業関係者は状況にただ唖然としている」と感想を述べ、原発周辺の避難区域をさらに数十キロにわたって拡大するか、土壌の除染作業をすることが必要だと語る。
同委員会のロラン・デボルド委員長は、「原子力事故がある度に、被曝許容量の数値が上げられることに不安を感じる」と述べ、さらに、「経済的理由から、チェルノブイリで行われたことが日本でも同様に行われている。それは重度に汚染された地域に住む住民を避難させないことだ」と語り、その理由は高額に及ぶ賠償金額のためだという。
Fukushima : la Criirad dénonce des "carences graves" dans la gestion Le Monde.fr 29/06/2011
Par francemedia
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