福島原発 騙し絵の状況回復

Publié le par francemedia

3月21日 Le Monde.fr (仏 ル・モンド紙ウェブサイト)抜粋

 21日、菅首相は福島原発での状況が「少しずつ改善している」と延べ、東京電力が6つの原子炉が電源接続されたことを発表するや否や、「第3号機から白煙が立ち上がり、希望の光が途切れた」と仏新聞ル・モンドは報じた。
 さらに、東電は原発内で作業に当たっていた一部の社員を避難させた。(昨日の1,2号機に続き)3号機と4号機にも送電線が接続されているが、発電所内に通電させる前に今回の津波の原子炉冷却装置への影響などを十分点検しなければならない。

 検査報告の改ざんが非難される東京電力

 東北地方を襲った大地震と津波が起きる数日前、東電は原発設備の検査データに誤りがあったことを知らせる文書を政府当局に提出していた。東電は約30にわたる部品に関して虚偽の検査報告をしていたようだ。さらにその文書によると、原子炉の温度調整バルブの配電盤が11年も前から点検されていないことも判明し、冷却装置や緊急電源に関する項目も不十分だったという。
 東電の報告を受けて、原子力安全・保安院は今年6月までに新たな保全管理の指標を提出するようにと命じていた矢先、東日本大震災が発生した。
 報告書改ざんは今回が初めてのことではない。2002年にも同様の改ざんが発覚し。東電は沸騰型原子炉17炉を運転中止し、当時の社長を含む幹部が全員辞任している。

 2007年に起きた新潟地震では世界最大の原子力発電所である柏崎刈羽原発が火災により運転停止したが、実際に流出した放射能の量が東電側が申告した量を超えていたことが発覚している。
 こうした東京電力と政府当局の相違は、情報の透明性だけでなく、連発するトラブルに立ち向かっている現場の技術者達の任務をより困難なものにしている。



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