仏原子力安全機関総裁が議会で発言

Publié le par francemedia

*リベラシオン紙 3月30日:

 

「もう誰も私たちが原子力の安全に関して厳しすぎる要求をしていると非難することはないでしょう」仏原子力安全機関総裁のアンドレ・クロード・ラコステは率直にこう語った。

 

外国でのアレバ(仏原子力産業複合企業)の契約不成立あるいはビュールに建設予定の地下貯蔵庫費用に関するフランス電力と国立核廃棄物処理機関の対立に際して、原子力安全機関は「厳しすぎる」と責められていた。安全を求め過ぎると。注意をし過ぎると。しかし、福島の事故が起こって以来「私たちはもう同じ世界にいないのです」とラコステ氏は言った。

 

原子力安全機関が議員たちを前に報告した議会の地下の部屋には、昨日重い空気が流れていた。かなり前から予定されていたこの日の議題は「フランスにおける原子力の安全性と放射能防護の状況」についての2010年の報告を発表することだった。

 

その機会に、議長は本題に続いて福島原発の状況について質疑応答をすることを告げた。それは、通常メディアが関心を示さないこの会合に今回は多くの議員やジャーナリストが殺到していたからである。

 

「原子力安全機関の非常に高い要求」から見て「安全性の状況」が「満足のいくもの」であると聞いて議員たちは納得しているはずとラコステ氏は言った。しかし問題もある。例えば、原発の「放浪者」や原発施設の安全性についての下請け業者の影響(アレバはラ・アーグで使用済み燃料用プールの冷却システムの下請け業者について組合と紛争中)。

 

しかし彼らは心配しているのである。ジャン・マリー・ボケル議員はフェセネーム原発がどのように地震の危険について考慮されているのか訊ねる。リヨネル・タルディ議員は「原発安全性の世界的な調整」そして危険がある時の「介入の権利」にまで言及する。他の議員たちは古い原発の安全性が確保されているのか質問した。原子力安全機関は、新型原子炉の安全性がレベルに達しない限りフランスに建設する許可は出せないことを繰り返し述べた。

 

多くの質問を受け、アンドレ・クロード・ラコステ総裁は明解に答えた。最大の地震にもフェセネームは耐えうる。「今日、誰が平穏な確信で身を包むことができるでしょうか」原子力安全機関が日本で起こったことを理解し「自然界の危険の重なり」の研究に取り組むことを強調しつつ、こう語った。

 

日本での危機は「単なる原子力問題を超えること」だと彼は言う。議員たちと同じように「情報が足りないこと」を認める。3つの原子炉の炉心の正確な状態を「日本人でさえ知らない」のである。溶解した部分があるのは明らかだが、圧力容器の底にコリウムができているのか、あるいは容器に穴があるのか、脆い点から漏れがあるのか等、はっきりしない。これは日本人にとってもだ。

 

彼の分析では早い解決は望めない。「冷たい水源を確保し真水を使っての永続的で確実な冷却方法を持たない限り、この状態から脱することはできないでしょう」と彼は説明する。それはいつ?「数週間、1ヶ月」と彼は言った。

(KS)    

[仏原子力安全院のホームページは次のリンク]

http://japon.asn.fr

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