福島:難局のピークは越えたのか

Publié le par francemedia

*ヌーヴェル・オプセルヴァトール誌 4月5日6時46分(日本時間13時46分):

 

ベルトラン・バレ氏(元原子力庁原子炉局長、仏原子力産業複合企業大手アレバの科学顧問)のインタヴュー記事

 

現在の福島原発の状態をどのようにお考えですか?

状態は安定し、炉心の新たな悪化はないと思います。燃料の残留出力は減り、津波で原発が停止する以前のレベルに比べて1000分の2の出力になったはずです。放出する熱も同じように下がり、その速度は段々遅くなっています。その上、海水から淡水に変えることでポンプの閉塞現象を避けられます。今日、難局のピークは越えたと考えられるのではないかと思います。

 

しかし、第2原子炉には漏水の問題が、、、

その通りです。原子炉第2機からの放射線を帯びた水でいっぱいのタービン建屋への電源ケーブルを納めているピットに約20cmの亀裂があります。日本からのデータによりますと、亀裂があるのは立坑の壁面部分で、これが水を漏れさせているようです。セメントでこれを塞ごうとしたようですが、うまくいきませんでした。今は樹脂で塞ごうとしています。私どもが得たこの情報は最大の注意を払って使用なさることをお願いします。私たちは情報それ自体にそして日本語の翻訳に依存しており、時として私たちを困らせます。

 

原子炉の圧力容器は漏れていないのですか?

私の知る限りでは、そうです。

 

何故、本来のポンプは未だに作動しないのですか?

電源接続によってショートを起こしたり火事になる可能性がある為、躊躇っているように思えます。彼らは原子炉第1号、2号、3号そして4号に外部ポンプを使用する方を選んでいます。第4号機には炉心に何もありませんが、問題なのはプールです。

 

水が海へ放出され続けていますが、、、

はい。しかし、発見された漏れは止められそうです。その上、彼らは丘の麓と原子炉の間の地面を防水性にする為の樹脂を撒き土壌を保護しています。

 

まだ収束にはほど遠いですが、この原発はどうなるのですか?解体するかチェルノブイリのように石棺で封じることになるのですか?

スリーマイル島で採用された方法になると思います。段階的な解体です。それは12年かかり、施設内で放射線を帯びた水が漏れていたのです。

 

何故、フランスによって開発されたロボットは使われないのですか?

はい、ロボットは存在しています。通常シノンに置いてあります。これらはGIEの所有物でアレバかEDF(フランス電力)が必要に応じて使います。事故が起こった当初、フランスは日本にこれらの使用を勧めました。しかし、日本はこの申し出を断りました。おそらく彼らの原子炉のタイプには適していないと判断したのでしょう。効果的に行うには、ロボットは福島原発の空間よりもっと広い空間を必要とします。原発解体時には役に立つに違いありません。

 

最も怖いこと:原発地域の汚染の規模について

現在のところ、推測するのは非常に難しいですね。私たちは風の状況と雨に左右される汚染された土地の区域についての知識がありません。その上、私たちはヨウ素についての情報しか持っておらず、長く留まるセシウムについての情報は持っていないのです。おまけに距離をうまく把握しておりません。1000までは日本の方は私たちと同じように数えます。それから後は数え方が異なります。日本原子力委員会が私たちに伝えるデータを正確に活用することが今日難しくなっています。

 

日本では人口密度が高く、土地は貴重です。政府は汚染した土地を速やかに浄化処理するでしょうか?

それについてはまだ何も言及していません。しかし、土地の“皮剥ぎ”を行うことは、徹底的に汚染除去を行うことは可能です。チェルノブイリ以来、私たちは多くの農地生物学の研究をしており、環境浄化に作用する植物の知識も持っております。ゼロからの出発になるわけではないのです。放射能汚染された廃棄物はどこかに貯蔵されなければならず、それが非常に大量になる恐れがあります。今のところ、何も予測はできません。

(KS)

 

 

 

 

 

 

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