脱原発:東京でエネルギー政策変換を求めるデモ
*4月24日付のAFPネットニュースが東京で行われたデモについて報じている。
数千人が脱原発を訴え、代替エネルギー推進を求めるデモ集会を東京で行った。「バイバイ原発」と書かれたプラカードを掲げ、多くの若者や家族連れが代々木公園を出発した。
「私たちはとても心配しています。福島事故の前には全く考えてもいなかったのですが、今は立ち上がるべきです、私たちの子供たちのために」妻と5歳と9歳の子供と一緒に参加したリノ・ヒロシさん43歳はこう説明した。学校教師オヌマ・ヨウコさん48歳は福島第一原発事故が起こってデモに参加するのはこれで2回目である。「以前は原発の危険性をあまり意識していませんでした」と言う。「でも今は、多くの人たちを動員しなければ。例えばドイツのように他の国では多くの人が反対デモに参加したのです」
この集会を呼びかけた団体のひとつであるグリーンピース(環境保護団体)日本支部長サトウ・ジュンイチさんは、原発反対デモ動員数が少ないのは2万8千人以上の犠牲者を出した大災害の所為と考える。
「これまで最も優先されたことは被災者を救うことでした」と彼は説明する。「外国では問題意識が異なっていました。すぐにエネルギー問題に結びつけたのです」これから日本でもこの問題が大きく取り上げられるようになると彼は言う。
もうひとつ別の原発反対デモが同日行われた。こちらは数千人が「東京電力反対」のスローガンの元、芝公園を出発した。今のところ、日本政府内には脱原発の議論は起きていない。
「私たちが原発なしでやっていくことは無理ですが、原発建設のプロジェクトと予定をもう一度見直すべきだと思います」現政権のナンバー2である岡田克也はこう述べた。
12の原子炉の稼働停止を招いた3月11日の津波の前は、原子力エネルギーが日本での電力消費量の30%にあたっていた。
http://fr-ca.actualites.yahoo.com/adieu-le-nucl%C3%A9aire-manifestation-%C3%A0-tokyo-pour-un-095749626.html